血圧の目標値という2種類5区分された目標値があります。
血圧の目標値を一覧表にしましたのでご覧ください。
血圧の目標値一覧表 | 病院 | 自宅 |
若年、中年、74歳まで | 140/90未満 | 135/85未満 |
後期高齢者 75歳以上 | 150/90未満 | 145/85未満 |
糖尿病 | 130/80未満 | 125/75未満 |
蛋白尿+ | 130/80未満 | 125/75未満 |
脳血管障害(脳卒中) 冠動脈疾患(心臓病) |
140/90未満 | 135/85未満 |
(単位=mmHg)
75歳以上なのか、持病があるかないかで5区分されてます。
また
血圧測定が、病院なのか自宅なのかによっても、
血圧の目標値が上下とも5mmHgづつ違っています。
血圧の目標値の詳細をまとめておきます。

75歳をラインとして、140/90か150/90のどちらかです。
上の血圧で、10の差が出ています。
75歳以上の後期高齢者の場合、
臓器の障害が既に起きてる方が多いので、
慎重に高血圧治療を進めていきます。

病院の血圧測定で130/80未満、
自宅の血圧測定で125/75未満となっていて、
下の血圧をかなり厳しく設定してる印象を受けます。
これは、糖尿病などの持病を持つ患者は、
今後、脳卒中、心臓病、腎臓病などの病気を
発症する可能性が高いことから、目標値を厳しく設定してるようです。
糖尿病の場合、血圧の目標値は高い
高血圧治療の基本と進め方

脳卒中と心臓病の持病がある方の血圧の目標値は、
病院測定で140/90未満、
自宅の測定で135/85未満となっていて
通常の血圧の目標値が設定されています。
心筋梗塞や脳卒中を起こした直後の患者さんには、
病院測定で130/80未満が目標値となっていますが、
そのような病を起こした患者さんは、
2度繰り返す事も多いので、血圧の目標値をキープしたいところです。