1、心臓病 2、脳卒中 3、腎臓病、この3つが高血圧の放置により起こる合併症です。

高血圧は、痛いとか体調不良などの自覚症状がないため、健康診断などで血圧が高いと指摘されても、そのまま高血圧を放置する方が多い傾向があります。
昨日まで元気だったのに・・・という突然の訃報は、高血圧を放置していたために起きるという事が結構あるのです。
高血圧の放置で起きる3つの合併症を見てみましょう。

心筋梗塞や心肥大などの心臓病が起きるのも、高血圧の放置が原因である事も多いです。
日本人の死因の第一位は癌ですが、第二位は、この心筋梗塞などの心臓病となっています。
心臓病は、血管の障害が原因ですので、高血圧が大きく関係しています。
高血圧の放置が、心臓病の危険因子である事は間違いないのです。

日本人の死因の第三位は脳卒中ですが、高血圧の放置から脳出血という事例が多く見られます。
細い血管がいくつもある脳内は、高血圧の放置でもろく壊れやすくなっていきます。
突然の訃報とならないように、高血圧の放置はやってはいけない事なのです。

高血圧を放置して、血圧がどんどん上がると、腎臓の機能が低下していきます。
腎臓は、高血圧の原因でもあるナトリウム(塩分)を尿や汗として排出する働きがありますので、機能の低下は、体内の塩分処理能力が減少し、つまりは、高血圧の更なる悪化へと導いてしまうのです。
高血圧と腎臓病は、相互関係が強いので、高血圧を放置すると、腎臓病を発病しやすいのです。
腎臓病でも多く見られるのが、この腎障害と腎硬化症という腎臓病です。
このように高血圧の放置は、心臓病、脳卒中、腎臓病などの合併症を起こしやすいので、少し血圧が高めですよ・・・と診断された段階で、高血圧の治療に入らないと大変な病気を招くことになります。